カルテNo.29 【50m8秒チャレンジ②】
keeogoトレーナーの五十嵐です。
今回は前回に引き続き『50m8秒チャレンジ』でのレーニングや実際に行っている内容についてお話しします。
(前回のコラムはコチラ)
まずは走る速度を上げるための基本的なお話です。
走る速度は【歩幅】×【脚の回転】で決まります。当然のことですが、大きな歩幅で素早く脚を回転させれば速く走れます。
しかし、歩幅を広げようとすると回転が遅くなったり、回転数を上げようとすると歩幅が狭くなってしまったりと、意識しただけではなかなか改善は難しいことが多いです。
今回のチャレンジで行っているトレーニングは、「歩幅」に着目して進めています。前回の課題であった、麻痺側への荷重、体幹から上半身への連動性を改善させることで歩幅が広げることができると考えています。
実際にkeeogoを装着して、以下のトレーニングを行っています。
①スクワット
左右の荷重を均等に行うことで、麻痺側への荷重する感覚を身につけます。
②フォワードランジ
片足を前方に踏み込む動作です。脚を大きく前に踏込むことで股関節の可動域を広げることや、片足で支えることによって下肢の筋力強化を目指します。
③オネエ歩き
脇を締め、手を小さく前ならえし、歩行に合わせて左右に大きく手を振ります。下肢と体幹、上半身をひねるように連動させることで全身で大きな動きを作ります。
④連続ジャンプ(両足・片足)
その場で連続で高くジャンプすることでつま先から膝、股関節などが連動して動くように意識します。
①から④の運動を段階的に難易度を上げたり、ミックスしたりすることで身体の変化に合わせています。
週に2〜3回を宿題として、自宅でも行っていただいています。なかなか忙しくトレーニングができないこともあるようですが。。。
『50m8秒チャレンジ』に参加いただいているユーザーがコラムを掲載しています。
コラム:「女子サッカーに耳をすまして」
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次回は、チャレンジの経過についてお伝えします。
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